クルメウス、豪雨対策で失われる生息地「生態系にも気を配って」

 筑後平野のクリークなどに生息し、学名に「久留米」の名を持つ絶滅危惧種「ニッポンバラタナゴ」が、生息地を追われる危険にさらされている。絶滅懸念の最大要因は外来種との交雑だったが、近年の豪雨を受け、急速に進む河川改修やしゅんせつが生息地の減少に影を落とす。専門家は、特に小規模河川の工事で見落とされやすい生態系への配慮を求めている。

 県保健環境研究所の中島淳専門研究員によると、ニッポンバラタナゴはコイ科の淡水魚で、体長4センチほど。北部九州に生息し、特に筑後平野と佐賀平野が一大生息地で、筑後川支流やクリークなど水の流れが緩やかな場所を好む。九州以外では局地的に残るのみだ。

 新種として認定される際の標本に、筑後川の個体が使用されたため、学名(亜種名)に「クルメウス」とついた。淡水魚などを展示する「筑後川防災施設くるめウス」(久留米市新合川1丁目)の名前の由来にもなっている。...

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