韓国最大野党代表に36歳李氏 議員経験なし、若年層の不満の受け皿に

 【ソウル池田郷】韓国の保守系最大野党「国民の力」は11日の党代表選で、国会議員経験がないベンチャー企業経営の李俊錫(イジュンソク)氏(36)を選出した。韓国の主要政党で30代の代表就任は初めて。公正な社会実現を掲げた文在寅(ムンジェイン)政権下で広がる世代格差に対する若年層などの不満の受け皿となった形で、革新系与党「共に民主党」は危機感を強める。保守系野党の課題だった世代交代が進めば、来年3月の次期大統領選の行方にも影響を与えそうだ。

 韓国の政界に衝撃が走った。「わずか1カ月前は予想できなかった李俊錫旋風に、海千山千の重鎮は皆なすすべもなかった」(聯合ニュース)。韓国大統領選は40歳未満に被選挙権がないため李氏自身は出馬できないが、人材や支持層の高齢化が進む国民の力は「年寄り党」(東亜日報)のイメージ刷新を目指す。

 代表選は党員投票と世論調査結果を合算して実施。李氏は約43%の支持を得て、党幹部経験者ら4人を退けた。李氏は代表選後「私たちが変化し、より魅力的な党に生まれ変わらなければならない」と訴えた。

 李氏は会員制交流サイト(SNS)や討論番組での歯切れのいい発言で知名度を高めた。兵役のため若年男性は就職や昇進が女性より遅れるとの不満が根強い中、文政権の女性優遇政策の見直しを訴えた李氏は20~30代の男性を中心に支持を拡大。性差に関係ない「能力主義」も掲げ、各種世論調査によると同世代の女性にも一定の評価を得た。

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