「後はお願い」元地域おこし隊夫婦に託された手造りみそ

 熊本県荒尾市上井手折敷田(おしきだ)地区で長年手造りされ、生産者の高齢化で存続が危ぶまれていた名物の麦みそ「折敷田味噌(みそ)」を、福岡市から移住した夫婦が受け継ぎ、製造に奮闘している。ともに同市の地域おこし協力隊だった前田道範さん(42)と優さん(44)。昨年7月の豪雨で浸水被害に遭った加工場で、2人は「この味でないと駄目という大勢の人がいる。伝統の味を守り続けたい」と決意している。

 折敷田味噌は、地元の女性6人の生活改善グループが手造りしていたみそ。口コミで評判になり、地域の集会所に加工場が併設された1985年から本格的に造り始めた。麦こうじが通常の3倍と多く、まろやかな甘みと香りの高さが特長。固定ファンが増え、学校給食にも使われた。

 やがてメンバーが高齢化で徐々に離脱。残った3人が生産終了を検討していた2016年、地域おこし協力隊として着任したのが前田さん夫婦だ。...

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