普賢岳大火砕流30年、土石流被災家屋撤去へ 南島原の2棟老朽化

 雲仙・普賢岳の平成噴火災害を伝えるために長崎県が整備した土石流被災家屋保存公園(南島原市)の家屋11棟のうち、2棟が本年度中に撤去される。被災から30年近くが経過して老朽化が進んだためで、他の家屋も損傷が激しくなれば取り壊すことを検討する。

 1990年11月に始まった平成噴火では、91年6月の大火砕流で43人が犠牲になった。麓では土石流も頻発し、建物被害は2511棟に上った。経済損失は2299億円とされる。県はその脅威を伝えようと、92年8月の土石流で埋もれた家屋11棟を含む一帯を99年に公園として整備した。

 県によると、3棟はテントで覆って保存。野ざらしになっている8棟のうち2棟は屋根が傾くなどしており、崩壊して見学者がけがをする恐れがある。撤去は秋以降になる見込み。

 2011年の東日本大震災で被災した自治体関係者が災害遺構を整備するため、公園内の被災家屋を見学に訪れたこともある。県地域づくり推進課は「ここ数年は特に劣化が激しい。撤去はやむを得ない」としている。 (稲葉光昭)

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