山笠の夏 独り立ちの夏 #この一枚

 博多伝統の夏祭り「博多祇園山笠」(7月1~15日)まで約2週間と迫り、飾り山の人形作りが追い込みを迎えた。福岡市の博多人形師、小副川(おそえがわ)太郎さん(43)は今年から同市・天神の商店街「新天町」の飾り山を任され、工房では仕上がり間近な武将たちの人形が出番を待っている。

 先輩人形師の下で9年ほど山笠人形を手掛け、独り立ちした今年は3月から制作を始めた。竹で胴体の骨組みを作る山笠人形は、人形師それぞれに材料を工夫する。小副川さんは、頭や手足を発泡スチロールに和紙を貼ってこしらえ、アクリル絵の具で彩色した。

 飾り山の題材は源平合戦の一幕。西陣織の衣装をまとった武者たちが、勇壮なよろい姿で目を見開いている。「山笠に実際に飾ってみて、どう映えるのか」と緊張気味な小副川さん。「コロナ下の街に元気を呼び込む、絢爛(けんらん)豪華な飾り山にしたい」

 福岡市内の12カ所に建つ飾り山は今月下旬から人形を飾り付け、7月1日に一斉に公開される。

(手嶋秀剛)

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