川辺川流水型ダム、アセス手続き開始 九地整

 昨年7月の豪雨で氾濫した熊本県の球磨川流域で整備が検討されている「新たな流水型ダム」を巡り、国土交通省九州地方整備局は16日、環境影響評価(アセスメント)に専門的な助言を行う「流水型ダム環境保全対策検討委員会」(委員長・楠田哲也九州大名誉教授)の初会合をオンラインで開き、アセスの手続きに入った。

 検討委は動植物や水、河川の専門家10人で構成。初会合では、ダムの洪水調節や試験湛水(たんすい)で一部水没する可能性がある洞窟「九折(つづら)瀬(せ)洞」(同県五木村)に複数の委員が言及。「希少種が生息しており非常に重要」と配慮を求める声が相次いだ。

 アセスで九地整は、流水型ダムの建設予定地として、2009年に建設が中止された貯留型の川辺川ダム(同県相良村)と同じ地点を想定。本年度は、最大支流の川辺川上流域から球磨川本流の上流域を中心に、動植物の生態系の現状把握を行う。

 00年に公表した川辺川ダム事業の「環境レポート」の成果も活用する。今後は検討委の助言を踏まえ、新たに検討されている可動式ゲート付きの治水専用流水型ダムの構造に対応した調査項目を選定する。 (古川努)

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