元HKTの恭加がソロデビュー ミニアルバム7月リリース、作詞も挑戦

 元HKT48・1期生の安陪恭加(きょうか)が、ソロアーティスト「恭加」としてデビューすることになった。24歳の誕生日である7月17日に、ミニアルバム「Days」(オフィス・タンゴ)をリリースする。音楽プロデューサー川又トオルの下でレッスンを重ね、ささやくようなウィスパーボイスという特長を見いだした全8曲中6曲で作詞にも挑戦した作品は「今までの自分が詰まっている」と手応え十分の作品に。ライブ活動も計画しており「いつか福岡でも」と意欲を見せる。

 5歳の頃からモデルを中心に活動してきた恭加は2011年、1期生としてHKT48に加入し、13年12月に卒業した。円満に活動を終了した「卒業生」のグループ第1号となった。14年秋から福岡のモデル事務所に所属していたが、一念発起して20年6月に退所、上京した。川又の指導でボイストレーニングに励むうちに「ライブを」「アルバムを」と話が膨らんでいったという。

 制作には、プロデューサーの呼びかけで、パーカッションのマック清水やベーシストの関雅夫、砂山淳一、サックスの園山光博ら名だたるミュージシャンが参加。キーボード奏者の宇戸俊秀は「夜風」を作詞作曲している。

 歌については「ファンの人も『うまい』っていうイメージはゼロだったと思う」と語る恭加。アイドル時代にダンスに打ち込んだ名残からか、リズムを取ろうとすると踊るように体が動いてしまうため「踊らずに歌う」ことから始めたという。

 制作に当たり、自身は声をしっかり張る作品をイメージしていたが、プロデューサーに「あなたの勝負するところはそこじゃない」と言われ、試みたのがウィスパーボイスだった。歌手で同郷の手嶌葵をほうふつとさせる浮遊感のある声を、アコースティックギターやピアノの演奏に乗せている。

 初めて挑戦した作詞は何度も書き直し。自身の内面に向き合った「散歩」、飼っていた犬との思い出をつづった「ちっちゃな靴とちっぽけな背中」。思いやこだわりを詰め込んだ楽曲はボリュームも膨らみ、7曲目の「ポテチ」は約8分半という長尺になった。どの曲も人生経験をもとにしており「歌いながら涙が出そうになることもある。あらためて、自分ってこんな感じなんだ」と気づくこともあったという。

 「いろいろな日々を歌っている」という思いから1曲目の「Days」をアルバムのタイトルに決めた。初めての1人暮らし、少しずつ慣れていく東京での生活…。新しい自分を見いだす一方で、マイペースな性格や「ブロッコリーの天ぷら」が好きなことは変わらない。「今まで知らなかったような私の一面も見てもらえると思う。この一枚をきっかけに、新しく知ってくれる人が増えたら」と笑顔を見せる。(古川泰裕)

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 「Days」は税込み2600円。収録曲の「風をあつめて」をユーチューブで先行公開している。

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