韓国の残余ワクチン、ITでつなぐパリパリ精神

 「今日、新型コロナウイルスのワクチンを接種できるようになった」。5月下旬、昼食の席で韓国人男性(29)がスマートフォンを見ながら明かした。韓国も日本と同様に高齢者を中心に接種が進むが、彼は私と同い年で医療関係者ではない。突然のことに驚いた。

 韓国政府は、当日のキャンセルなどで余ったワクチンを予約し、接種できるシステムの運用を始めた。韓国メディアなどによると、接種機関で余ったワクチンの情報を、インターネットの地図上で確認して予約する仕組み。数え年で30歳以上の韓国在住者であれば誰でも利用でき、男性もこのシステムの恩恵を被った形だ。ワクチンは開封後、指定時間内に使い切れなければ破棄する必要があり、韓国の情報技術とアイデアが生んだ解決策といえる。

 韓国政府は「K防疫」と呼ばれる感染防止対策に注力した結果、ワクチンの確保が遅れたとの指摘がある。ただ、パリパリ(早く早く)精神が社会に根付く韓国は、接種が始まるとペースは順調。既に接種者は1千万人を超えた。国民の約2割に当たる数字だ。...

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