衆院選で苦戦必至…“銀座3議員”に自民復党論 理由は「かわいそう」

 2回目の緊急事態宣言が発出されていた今年1月の深夜に東京・銀座のクラブを訪問して批判を浴び、自民党を離党した松本純元国家公安委員長ら3衆院議員について、次期衆院選前に復党させる案が浮上している。党組織の支援なしでは当選がおぼつかないとの“温情”が背景にあるが、同様の問題を起こした公明党議員は辞職し責任を取っており、自民の判断がすんなり理解を得るのは難しそうだ。

 国民に夜の多人数の飲食自粛を求めていた中、1月18日深夜に銀座のクラブを訪れたのは、松本氏(神奈川1区)と大塚高司氏(大阪8区)、田野瀬太道氏(奈良3区)。松本氏は1人だったと説明したが、後に大塚、田野瀬両氏も同席していたことが判明し、全員離党に追い込まれた。

 離党後の3選挙区はいずれも自民の空白区となっており、当初は次期衆院選で勝ち上がれば復党させる方針とみられていた。だが、無所属の選挙戦は厳しい情勢で、比例復活もないことから前倒し復党の検討が始まったという。自民幹部は「3人の選挙区には、他に自民の公認候補予定者はいない。かわいそうだから何とかすべきだ」と話す。

 一方、1月22日深夜に銀座クラブを訪ねたことが発覚した公明党の遠山清彦氏(比例九州ブロック)は既に衆院議員を辞職しており、公明幹部は今回の自民の動きに「潔さの違いだ」と不快感を隠さない。自民関係者も「離党が一時しのぎと世論に受け取られれば、党の体質に疑いの目が向けられる」と懸念する。 (森井徹)

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