【記者ノート】内向的で傷つきやすいシンジの姿が心に刺さる

 「ヤマアラシのジレンマ」という心理学の理論がある。2匹のヤマアラシがくっつきたいと思っても、近づきすぎるとお互いのトゲが刺さって傷つけ合ってしまう。同じように、人と人の関係も適度な距離が必要だという例え話だ。

 この言葉はテレビシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」にも登場し、作品の大きなテーマのひとつとなっている。近づきたいけど、近づきすぎれば自分が傷つくかもしれない…。作中に登場するキャラクターはそれぞれ他者との関わり方に悩みを抱えており、その内面に焦点を当てながら物語は進んでいく。

 私が「エヴァ」に出会ったのは、テレビシリーズが放映された1995年から10年たった大学生の頃だった。人付き合いが得意ではなく、生きづらさを感じていた私にとって、内向的で他者との関わりを避けがちな主人公いかりシンジ(14)の姿が心に刺さり、DVDを買って何度も繰り返し見続けてきた。

 しかも、シンジは繊細で傷つきやすい。...

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