博多座2年連続の赤字 売上高前期比76・1%減

 福岡市などが出資する第三セクターの劇場「博多座」は25日、株主総会を開き、2020年度決算を報告した。新型コロナウイルスの影響で多くの公演が中止となり、売上高は9億7216万円と前期に比べ76・1%減。最終赤字は270万円となった。8年ぶりに赤字に転じた前期(5億9763万円の最終赤字)に続き2年連続。

 コロナの感染拡大により、博多座では20年2月下旬~同9月上旬の公演が中止となった。その後も緊急事態宣言を受けた入場制限で、20年度の入場者数はコロナ禍以前の4分の1の約10万人にとどまり、減収幅が拡大した。一方、国の補助金を活用するなどし、経常利益は2232万円(前期は2億9030万円の赤字)に。緊急事態宣言中の公演のチケット払い戻しを特別損失として計上し、最終赤字となった。

 博多座は業績不振により、11年度の累積赤字が9億3千万円。20年度の解消を目指し、18年度には2億6千万円まで減っていたが、20年度は8億6千万円に増えた。博多座の井上孝和総務部長は「新たな演目のジャンルを開拓するなどし、来期はコロナ前の水準に落ち着かせたい」と話した。

(横田理美)

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