米国の在宅勤務が日本に影響…コロナ下のウッドショック

 海外産の木材が値上がりし、国内市場にも影響を及ぼす「ウッドショック」が九州にも波及している。海外材の高騰を受け、国産材の需要が高まった。福岡県の原木(丸太)市場では、近年ではまれな1立方メートルあたり2万円を超えるまでに取引価格が上昇した。建材業界関係者によると、海外材は「先物」で仕入れる慣行でしばらくは輸入材の高値は続く見込み。いつ収束するかは見通せないという。

 山間部にスギやヒノキの人工林が広がる福岡県八女市。八女森林組合の「八女木材共販所」では、今年4月ごろから取引価格が上がり始めた。最新の6月15日の市では杉(4メートル)が軒並み2万円超え、ヒノキ(同)は3万円を超えた。田中伸征所長は「私が勤めて30年になるが、経験したことのない高値」と驚く。市を開くごとに取引価格は上がり、「いつ上げ止まるのか、想像がつかない」。同市黒木町で製茶業と林業を営む男性は「林業が一番良かったころと変わらない。海外の出来事がこんなに影響するなんてね」と口も滑らかだ。...

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