子どもの自殺、ICTで予防 文科省有識者会議が提言

 子どもの自殺予防を検討する文部科学省の有識者会議は25日、対応策の提言を大筋でまとめた。昨年499人と過去最悪となった小中高生の自殺の一因に「コロナ禍での家庭や学校の環境の変化」を指摘。予防に向け、学校現場で配備が進むタブレット端末などの情報通信技術(ICT)を活用した支援策が「喫緊の課題」とした。

 ICTの活用方法として、会員制交流サイト(SNS)を使った相談体制の整備などを示した。自尊感情向上のため「心の健康教育」を推進する重要性にも言及し、特定の教科にこだわらずに行うことを求めた。

 教員の多忙が指摘され、授業や教材作成でスクールカウンセラー(SC)の協力が欠かせないことから、SCの配置をさらに進めることも求めた。

 文科省は、提言を来年度予算の概算要求に反映したい考え。担当者は「コロナ禍で悩みを抱える子どもを一人でも多く救うべく、(提言内容について)学校現場で推進を図りたい」としている。 (森亮輔)

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