熊本城天守閣から5年ぶりの眺望「おかえり」 地震後初の一般公開

 2016年の熊本地震で被災し、復旧工事を終えた熊本城(熊本市中央区)の天守閣内部が28日、地震後初めて一般公開された。5年ぶりの見学再開に、来場者は最上階からの眺望や新しい展示物を楽しんだ。

 この日は午前9時の開場前に約50人が集まり、戦国武将の姿で観光PRする「熊本城おもてなし武将隊」の掛け声で入場。同市中央区の佐宗良平さん(77)は「こんなに早く再建できて誇らしい。『おかえり』と声を掛けた」。愛知県刈谷市の団体職員山口浩尚さん(55)は「昨日から旅行で来ており、たまたま公開初日に見られてよかった」と笑顔を見せた。

 17年2月に始まった復旧工事では、天守閣に耐震・免震装置を導入。刷新した展示では、城の歴史に加え、地震の被災状況や復興の歩みを紹介するパネルや模型を設置した。大天守の6階からは復旧が進む城内と街並みを一望できる。当初は4月26日に公開予定だったが、新型コロナウイルス禍で延期されていた。

 地震では天守閣のほか、国重要文化財のやぐらなど多数の建物や石垣が損壊。熊本市は37年度の完全復旧を目指している。(西村百合恵)

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