西鉄バス「象徴」にもメス 運賃体系リセットへ「100円」値上げ

 西日本鉄道(福岡市)が福岡市、北九州市などの都心部で20年以上続けてきた「100円バス」が、7月から150円に値上げされる。ワンコインの手軽さが受け、通勤通学や買い物の足として1日平均約8万人が利用。都心のにぎわいづくりにも貢献したが、新型コロナウイルスの感染拡大による外出減少を受けて乗り合いバス事業は直撃を受けた。西鉄バスの「象徴」だった100円バスも聖域ではなくなり、抜本的な運賃見直しを進める。

 100円バス運行最後の日曜日の27日、JR博多駅前のバス停では、一気に1・5倍もの値上げを複雑な思いで受け止める人々がいた。同市城南区の女性(72)は「演劇鑑賞など博多や天神に出てくる時によく利用していた。コロナ禍で何でも値上がりしてしまう」と残念がった。同社は、65歳以上が乗り放題となる「グランドパス65」も併せて値上げ。同市南区のパート女性(65)は新たに1年分を購入したという。地場企業にとっては通勤手当代の負担も増え、地域経済回復への影響も懸念される。...

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