「皇室の名宝」展、20日から 九州国立博物館 献上美術・工芸品68件

 九州の作家が皇室に献上した美術品や工芸品をはじめ、宮内庁三の丸尚蔵館(東京)が収蔵する貴重なコレクションの特別展「皇室の名宝-皇室と九州を結ぶ美」が20日、福岡県太宰府市の九州国立博物館で始まる。8月29日まで。

 展示品は計68件103点で、皇室に伝わる名品が九州でまとめて公開されるのは初めて。本展で約130年ぶりに九州に戻るのは、明治時代に薩摩焼窯元の十二代沈寿官が作った「色絵金彩菊貼付花瓶(いろえきんさいきくはりつけかびん)・色絵金彩菊貼付香炉(こうろ)」。対の花瓶は高さ41センチほど。器全体に籠目を彫刻して花籠を表現し、一つ一つ成形した菊の花が鮮やかだ。

 精緻な描写力と色彩の豊かさで知られる伊藤若冲の「動植綵絵(どうしょくさいえ)」(30幅中の12幅)は、生き物が平等に命を与えられ、輝き生きているさまを表現。中でも「梅花群鶴図(ばいかぐんかくず)」は、吉を招く梅や鶴が個性的な構図で描かれ、大輪の花が咲き乱れる中で思い思いのポーズを取る鶴が人のような表情を見せている。

 入場料は一般2千円、高大生1200円、小中生800円(前売り各200円引き)。西日本新聞イベントサービス=092(711)5491(平日のみ)。 (日高三朗)

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