地雷原跡の中学校を増築 カンボジア、福岡市のCMCが資金調達

 カンボジアに残る地雷の撤去を支援している一般財団法人カンボジア地雷撤去キャンペーン(CMC、福岡市)が、かつての地雷原に立つ中学校で進めていた校舎増築工事が6月末に完成した。資金は、福岡県内を中心とする個人や企業・団体などから寄せられた総額約640万円を充てた。

 学校は2008年、タイ国境に近いコーントライ村にCMCや佐世保青年会議所などの支援で完成した「CMCコーントライ夢中学校」。約200人が通学しているが生徒数の増加で手狭になったことから、3教室120人分の校舎を増築する計画が進んでいた。

 資金調達はインターネットを通じて募集するクラウドファンディング(CF)を使い、昨年9~10月に50日間実施。CFの目標400万円を上回る425万円余りが計166人から寄せられた。CF手数料を除いた約346万円に、企業・団体、個人からの個別の寄付金を合わせて確保。今年2月に着工した。

 学校は現在、新型コロナウイルス禍のため休校になっているという。CMCの大谷賢二理事長は「コロナの影響でCMCもイベントが開けず、資金獲得に苦労した。コロナが早く終息し、子どもたちが授業を受ける姿が見たい」と話す。

 CMCは地雷撤去活動資金調達のため、書き損じはがきやテレホンカードなどの提供を呼び掛けている。20年度は過去最高の約781万円分が集まったという。CMC=092(833)7575。 (久永健志)

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