復旧決めたくま川鉄道、不通続くJR肥薩線…「地域の足」再開の鍵は

連載「豪雨からの復旧 九州の被災地」㊥

 球磨川沿いを、歴史ある2本の鉄道が走る。JR肥薩線と第三セクターくま川鉄道。ともに戦前にレールが敷かれ、昨年の熊本豪雨で寸断されたままになっている。

 先に復旧を決めたのは、くま川鉄道。全線24キロと小規模で小回りが利く。かつて木材を、その後は通学生や住民を運んだ。今年11月ごろ部分運行を始める予定だ。

 「国や熊本県と協議しながら、復興のシンボルとして再開を目指したい」。永江友二社長(57)が復旧の前提とするのは、沿線自治体が線路や駅舎など鉄道設備を保有し、事業者が運行を担う「上下分離方式」。災害特例措置が適用され、国が復旧費の97・5%、残りを自治体が負担する。事業者の持ち出しはゼロだ。熊本地震で被災した南阿蘇鉄道にも適用された。...

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