【日高逸子物語】事故で狂った進路…笑顔ができない“職場の華”に

水上のグレートマザー日高逸子物語(8)

 1980年春、高校を卒業した日高逸子は地元の信用金庫(宮崎県串間市)に入社した。「家を出て自立したい」という願いをかなえられなかったのには理由があった。

 高校3年の夏、逸子はミニバイクで通学していた。新聞配達を増やしてアルバイト代を稼ごうと免許を取得したのだが、農作業や家事の手伝いも忙しく、バイク通学で時間を節約していた。

 その日も、自分と兄の弁当を作ってから慌てて家を出た。

 「あー、遅れる。急がなきゃ」

 いつもの道を通って学校に向かっていると突然、横道からトラックが飛び出してきた。その瞬間、経験したことのない衝撃音が耳にこだました。...

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