中国当局の指導?LGBT団体アカウント、SNSで一斉閉鎖

 【北京・坂本信博】中国で活動する性的少数者(LGBTQなど)関連団体の会員制交流サイト(SNS)のアカウントが6日夜、一斉に閉鎖されたことが分かった。中国当局の指導とみられる。SNS上には抗議や悲憤の声が相次いで投稿されたが、それも次々と閲覧できなくなっている。

 関係者によると、閉鎖されたのは清華大、北京大といった主要大学のLGBT団体や、中学生の支援組織などが通信アプリ「微信(ウィーチャット)」に開設したアカウント。少なくとも約20団体分に上る。

 SNS上には、閉鎖理由として「サービス管理規則に違反しているとの苦情に応じ、すべての投稿をブロックし、アカウントを停止した」と表示されただけで詳しい説明はないという。

 中国社会では、性的少数者への偏見が根強く残る。当事者らは「落ち込んで自信を失ったときに支えてくれたアカウントが消された」「中国の性的少数者へのあからさまな差別と迫害だ」などとSNS上で抗議した。ただ、それらの書き込みも削除されつつある。

 中国当局は、サイトの運営企業を通じてインターネット上の統制を強めている。2018年には短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」が、インターネット安全法に従って同性愛をテーマとした漫画などの投稿を削除する方針を発表。反発の声が相次ぎ、数日で撤回した経緯がある。

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