「指導に自信ない」基礎も蓄積もないまま教壇に立つ臨免教員

【教員の専門性(2)】

 突然怒って声を荒らげる子どもに、テルさん(20代)は思わずひるんだ。その姿を見たベテラン教員が素早く駆け寄り、騒ぎがクラスに飛び火しないよう静かに声を掛け、教室から連れ出した。

 「やっぱり、自分とは対応力が違う」。九州の特別支援学校小学部で今年から勤務するテルさんはため息をついた。クラスには自分の持ち物を他人に勝手に触られたり、時間割が急に変更されたりすると怒りだす子がいるが、まだ対処の仕方がよく分からない。

 大学で中高の教員免許は取ったものの、学校以外の世界にも飛び込んでみたくなった。職に就かず将来のことを考えている時に、人手不足の学校現場から声が掛かった。...

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