8月15日の原風景

 第1次大戦が終わった直後のフランス。荒れ果てた畑に戻った農民たちは、土を掘れば兵士の遺体を見つけた。役場に届ける義務があったが、作付けは急ぎたい。遺体をこっそり埋め戻すかどうかに悩んだ。

 戦死者の家族が遺体を捜しによく訪れた。普通の5~6倍の労賃が支払われ、掘るのに15フラン、運ぶのに15フラン、埋葬に20フランというのが相場になった。異臭がきついつらい仕事だった。酒を飲まずには到底できなかったという。...

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