人のために信義を尽くす 日に三たび吾が身を省みる

人生の羅針盤 渋沢栄一と論語(15)

 『論語』の学而(がくじ)篇に、曾子曰(そうしいわ)くとして孔子の高弟、曾参(そうしん)の言葉書きがのこっている。

 「私は毎日何度も自分の行動を反省している。人の相談に乗っているときに忠実さを欠いていなかったか。友達と交際していて信義を欠いていなかったか。自分でよく飲み込めていない事柄を相手に教えてはいなかったか」

曾子曰(そうしいわ)く、吾(われ)、日(ひ)に三(み)たび吾(わ)が身(み)を省(かえり)みる。人(ひと)の為(ため)に謀(はか)りて忠(ちゅう)ならざるか、朋友(とも)と交(まじ)わりて信(しん)ならざるか、習(なら)わざるを伝(つた)うるか。

 渋沢栄一は、...

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