「ユニオンは希望」最後まで寄り添う支援、経営や行政に広がる理解者

団交の鬼~ブラック企業との闘い❾

 「経営者協会には福永さんという人がおるから、よく話を聞け!」

 一人でも加入できる労働組合「連合福岡ユニオン」の特別執行委員、志水輝美(70)は、労働者の権利を守ろうとしない中小企業の経営者をそう怒鳴りつけたことがある。経営者協会と言えば、組合側からすれば相対する立場。そこに「団交の鬼」が一目置く人物がいた。

 「福永さん」とは、福岡県経営者協会で事務方トップの事務局長を務め、2018年に定年退職した福永光明(62)のことだ。2人が最初に出会ったのは、ユニオンが発足した直後の1997年ごろにさかのぼる。

 「ユニオンは一般的な企業内労働組合と違う。どんな要求や交渉をしてくるのやら」。えたいの知れないユニオン活動に対し、疑心暗鬼の企業が少なくなかった。

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