茶畑や設備の共有化で挑む新事業や「働き方改革」

【拓(ひら)く 八女茶道②】

 事務所の大きなホワイトボードに160枚の磁石付きカードが並ぶ。カードにはそれぞれ茶畑の名称と面積、茶の品種が記され、予定していた作業を終えるとカードは裏返される。進捗(しんちょく)状況は全員に“見える化”されていた。

 茶の産出額で日本一を誇る鹿児島県。知覧茶の産地、同県南九州市の農業生産法人「谷場かおり園」は3年前、6軒の茶農家が農地や農機具を共有する会社として発足した。生産組合をつくって製茶工場を共有するケースは多いが、さらに進めた形だ。下窪文幸社長(56)は「収益を上げるため、作業効率とコストを追求した結果だ」と話す。

 現在20人のスタッフが、点在する計24万平方メートルの畑で働く。隣り合う畑や同じ品種の畑は、一度に作業できるよう生育のスピードをそろえ、無駄をなくした。スマートフォンの農業支援アプリに各自が状況を入力することで、どこにいても他の畑の作業状況を確認できる。畑から畑へたびたび移動するロスが省け、労働時間短縮にもつながった。...

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