福岡400人超、感染速度「第4波」の倍 時短再要請を決定

 福岡県では28日、新型コロナウイルスの感染者が新たに405人確認された。1日の感染者数が400人を超えるのは5月19日以来、約2カ月ぶり。県は28日、県全域の飲食店を対象に8月1日から午後9時までの営業時間短縮を要請すると正式決定。期間は8月29日まで。ただ、感染力が強いインド由来の「デルタ株」が広がる中、東京では緊急事態宣言後も感染拡大に歯止めがかかっておらず、流行を抑え込めるかは不透明だ。

 県はこの日の対策本部会議で、独自の「福岡コロナ警報」の発動を決定。県民には不要不急の外出自粛を要請し、商業施設や映画館などの集客施設には午後9時までの時短営業を働き掛けることも決めた。飲食店への時短要請はまん延防止等重点措置の終了に伴い12日に解除したばかりで、約3週間での再開となる。

 感染状況がさらに悪化すれば、国とまん延防止等重点措置や緊急事態宣言について協議するという。

 東京では、宣言発出に伴い酒類提供の飲食店に休業要請するなどより強い措置を講じているが、感染者は連日、過去最多を更新している。12日の重点措置解除後に独自で時短要請を継続する愛知や兵庫などでも増加傾向が強まっている。

 要因はデルタ株とみられる。4~6月の「第4波」で猛威を振るった英国由来の変異株の1・5倍程度の感染力とされ、福岡県では19~25日の週の抽出調査で陽性者の3割がデルタ株と判明。今月上旬から倍増している。

 第4波では感染者が100人を超えて400人に達するまで2週間を要したが、今回は1週間に早まっており、福岡県の服部誠太郎知事は28日の記者会見で「重大な警戒を持って臨む必要がある。急激な感染拡大を防ぐため協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

 28日は、佐賀県19人、長崎県24人、熊本県56人、大分県12人、宮崎県10人、鹿児島県24人の感染がそれぞれ確認された。

(黒石規之)

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