米、再びマスク着用指針 デルタ株拡大受け、CDCが転換

 【ワシントン金子渡】全米で新型コロナウイルスの感染が再拡大していることから、米疾病対策センター(CDC)は27日、感染が深刻な地域ではワクチン接種の有無にかかわらず、屋内でマスクを着用すべきだとする新たな指針を発表した。バイデン政権は5月に接種者のマスク着用を原則不要とする指針を示していたが、感染力が強いデルタ株の流行を受け、方針転換に追い込まれた。

 米国でもデルタ株が猛威を振るい、1日当たりの新規感染者数(7日間平均)は5万6千人を上回っている。特にワクチン未接種者が多い地域で感染が深刻化しており、米メディアによると全米の郡の約6割が新指針の対象になるという。

 バイデン氏は27日、「ここ数日で接種数は増えているが、まだ改善の余地がある。マスク着用を増やすことで社会的混乱を回避することができる」との声明を発表。記者団に対し、連邦政府職員のワクチン接種義務化について「検討している」とも語った。

 CDCは昨年3月以降、マスク着用に関する指針をたびたび変更。市民からは「どう対処すればいいのか分からない」といった批判が上がっている。

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