若者に「寝そべり主義」広がる中国…格差や不公正を生み出すのは

 中国共産党が今月創建100周年を迎えた。経済の急成長を実現した一方、国民の政治的自由を抑え込む政権党を、中国の若者はどう見ているのだろうか。

 北京の民間企業に勤める30代男性のAさんが最初に共産党を意識したのは中学生の頃。同級生の父親が党の地方幹部だった。

 ある日、大通りで同級生と父親が自転車を2人乗りしていると、警察官に「交通違反だぞ」と注意された。父親は役職を名乗った上で「問題だというなら降りるが、このままでは納得いかない。家まで謝罪に来い」と要求。その夜、警察官が上司と共に同級生宅を訪れ、頭を下げたという。

 「誤って偉い人を捕まえると警察の仕事に支障が出るから、交通取り締まり自体が緩やかになったそうだよ」。自慢げに話す同級生に「心底うんざりした」とAさん。今は党幹部が横柄に振る舞えば会員制交流サイト(SNS)に投稿されるため、理不尽な出来事は減ったが「たまに見掛ける。簡単にはなくならない」と苦笑いする。...

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