紅皿特集 「逃げる」

あっちゃん、ヘビ! 森田厚美

 中学生のころ、春にはレンゲや菜の花が一面に咲く田舎の道を3キロほど歩いて通学していた。今考えると、私は頭の中がどこか切れているのではないかと思えるほど変な少女だった。

 小学校低学年の時には、地球の内部がどうなっているのか知りたくて、園芸用のスコップで何日間も土を掘っていたこともある。鳥が飛べるの...

残り 4107文字

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

関連記事

PR

PR