深水由美子『優しいお墓』楽観的に孫に寄り添う祖父 階堂徹『瓦の落ちた先』世間と隔絶、求める救いは

茶園梨加さん寄稿

 この10年程、「生きづらさ」が描かれた文学が注目されてきた。『コンビニ人間』(村田沙耶香)や『推し、燃ゆ』(宇佐見りん)に顕著だが、最新の芥川賞候補作の『水たまりで息をする』(高瀬隼子)にも、生きづらさを感じる人物が登場する。世間で求められる人物像と自分とのずれ。多様性が認められ...

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