須崎公園の樹木、伐採計画一転保存へ 住民の反発受け福岡市が変更

 福岡市中央区の北天神エリアにある須崎公園と市民会館の再開発事業を巡り、市が公園内の樹木約400本の大半を伐採する当初方針を大幅に変更し、ほとんどの木を残すと決めたことが30日、分かった。地元住民らが保存を求める運動を起こしており、市は方針を2度にわたって改め、住民側の求めに応じた格好だ。

 市によると、園内にはクスノキや桜、イチョウなど約400本の樹木が植えられている。市はこのうち101本をそのまま残し、残りの約300本については園内の別の場所に移動させるか、園外の緑地に植え替える考えだ。

 病気や老齢化によって植え替えが難しい樹木は伐採するが、材木としてベンチ作りなどに活用する。公園にはクスノキなど約600本を新たに植えることにしており、園内の樹木は計約700本になる見込みだ。

 市は2016年、公園に隣接する市民会館の老朽化に伴い、公園と一体的に再開発する基本計画をまとめた。計画では、園内に新たな拠点文化施設を建設。昨年1月に完成イメージ図を公表し、今年7月に着工する予定だった。

 園内の樹木は当初17本だけ残し、残りは全て伐採する方針だったが、反対する住民らが署名活動を展開。市は6月に住民説明会を開いて90本程度を残す修正案を示したが、住民側の反発は収まらず、市民団体が見直しなどを求める請願書を市議会に提出していた。

 これを受け、市は着工を延期し、樹木をより多く残す案を再検討。既に方針の再変更を住民側に伝えており、請願書を出した市民団体は請願を取り下げたという。 (塩入雄一郎)

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