海と空の青を感じて #この一枚

【ワタシの職場 空を見上げて⑥】

 海と空、二つの青を全身に感じながら自由自在に空を飛ぶマリンスポーツのフライボード。NPO法人「AQUA TAIL」(福岡市中央区)の城賀本(じょがもと)裕介代表理事(44)は、その魅力にとりつかれた一人だ。

 中学卒業後、大工として腕を磨き、22歳で建設会社を興した。従業員が10人ほどになり、順風満帆だった。だが、景気が低迷した2008年、会社は倒産。そんな時、建設業界が好況に沸く沖縄の話を聞き、妻子と移住した。

 若い頃からウエークボードに没頭するなど、根っからの海好きだった。現地でマリンスポーツのインストラクターに転職。海水を靴底から噴射して海上を飛ぶフライボードに出合った。宙返りをしたり、イルカのように海面をジャンプしたり、多彩な技が繰り出せるのが面白かった。14年には福岡市に戻り、フライボード教室を開業。長井浜公園の活用を目指す行橋市の事業を知り、20年、園内に隣接の長井浜海岸に拠点を移した。

 日本での認知度は低く、大工で生計を立てながら夏季限定で営業する。「冬も温暖で練習環境に恵まれた九州から、世界で活躍する選手を輩出したい」

 (金田達依)

 =おわり

関連記事

福岡県の天気予報

PR

PR