福岡止まらぬ感染急拡大…緊急事態宣言を要請へ 最多の752人確認

 福岡県は4日、新型コロナウイルスの感染者を新たに752人確認したと発表した。1日当たりの感染者としては5月12日の634人を大幅に上回り過去最多を更新した。県は5日に緊急事態宣言の発出を政府に要請する方針を固めた。 

 独自の「福岡コロナ警報」の警戒レベルを5日に「特別警報」に引き上げ、県有施設の使用を全面的に中止することも決める。飲食店への営業時間短縮要請は、まん延防止等重点措置区域(福岡市など22市町村)は午後8時まで(酒類提供は不可)、区域外は同9時まで(酒類注文は同8時まで)を維持する。宣言が発出されれば、県全域で酒類提供の飲食店に休業、そのほかの飲食店に同8時までの時短を要請する見通し。

 同県では、2日から重点措置が適用されているが、感染力の強い「デルタ株」への置き換わりが進む中で感染が急速に拡大しており、県全域で強い措置を講じる宣言が必要と判断した。

 同県の新規感染者が前週の同じ曜日を上回るのは19日連続。直近1週間の感染者は1日平均486人で前週の195人から約2・5倍に急増した。3日までの1週間の年代別では、ワクチン接種が進む60代以上が6%で、「第4波」のピーク時(5月中旬)の3分の1に低下。30代以下が10ポイント近く増えて65%を占めた。

 県の抽出調査によると、1日まで1週間のデルタ株疑いの陽性者は56・7%に上り、7月上旬から3倍以上に増えている。

 4日に各自治体が発表した感染者数は、福岡市が474人で5月12日の312人を上回り最多を更新。北九州市76人、久留米市28人、県174人だった。

 福岡市の福岡工大城東高校や小郡市の三井高校などで新たなクラスター(感染者集団)を確認。80代男性の死亡も判明した。

 熊本県では116人の陽性が分かり、新規感染者が2日連続で100人を超えた。長崎県で28人、佐賀県で31人、大分県で34人、宮崎県で29人、鹿児島県で44人の感染が確認された。 (金子晋輔、華山哲幸)

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