「一歩後退、二歩前進」 働く人間の尊厳を守る、体が続く限り

団交の鬼~ブラック企業との闘い・最終回

 連載「団交の鬼-ブラック企業との闘い」は、主人公である連合福岡ユニオン特別執行委員の志水輝美さん(70)へのインタビューで締めくくる。なぜ組合は必要なのか、ユニオンの可能性、そして長年の経験で得た「労使交渉12カ条」まで、「鬼」語録をたっぷり紹介する。(聞き手は竹次稔)

 

 -あらためて労働組合、そして団体交渉とは。

 「労組の最大の目的は、働きたい時期まで安心して働ける職場をつくることだ。それには雇用が維持され、一定の賃金を得て、能力を発揮できる環境が必要となる。ハラスメント(嫌がらせ)の排除は当然で、職務の公正な評価によって、賃金を得られることも大切となる」

 「それに向け、労使が誠実に協議する場として、団交がある。労使の真剣勝負であり、合意形成を図る『戦場』、そして人間の尊厳を守る闘いと考えてきた。労働組合法には、ストライキなど正当な争議行為について民事、刑事ともに免責の規定がある。経営側が団交に応じない場合、不当労働行為として労働委員会にあっせんを申し立てることもできる。法律に支えられていることも重要な点だ。労使関係は力関係とも言え、組合員を増やすという数へのこだわりも必要となる」

 

 -1人でも加入できる組合「ユニオン」の意義をどのように考えるか。

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