「家族と暮らしたい」戦地から送り続けた絵手紙 祖父の足跡たどり本に

 太平洋戦争中、戦地から妻や幼い子どもたちに愛情を込めた絵手紙を送り続けた福岡市出身の兵士がいた。「生き抜いて家族と幸せに暮らしたい」。ユーモラスに描かれた絵からにじむ切なる願い。だが、思いを果たせず沖縄で戦死した。兵士の孫は戦場の記録を入手し、わずかに生き残った戦友の証言から激烈を極めた最期の状況を知る。祖父の約400通に及ぶ絵手紙や書簡とともに今夏、本にまとめた。戦争の悲惨さと、平和の尊さを語り継ぐために-。

 本のタイトルは「伊藤半次(はんじ)の絵手紙 戦地から愛のメッセージ」(集広舎、フルカラー272ページ、2200円)。編著した孫は、同市早良区の博文さん(52)。半次さんの便りは、福岡大空襲で博多区の自宅を焼け出されたときも博文さんの祖母が大事に守り、...

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