天安門事件の記憶、消させない 香港民主派がオンライン博物館

 【北京・坂本信博】中国当局が学生らによる民主化要求デモを武力弾圧した天安門事件(1989年6月4日)の資料を集めたオンライン博物館「六四記憶・人権博物館」を香港の民主派団体が開設した。香港国家安全維持法(国安法)による統制が強まる中、事件の記憶が消し去られてしまわないよう、海外の団体に運営を委託。香港でのデモや国安法による市民弾圧の記録も公開している。

 団体は、事件翌年から毎年、香港で犠牲者の追悼集会を主催してきた「香港市民愛国民主運動支援連合会(支連会)」。2014年に「六四記念館」を香港に開設し、事件関連の資料を展示してきたが、20年6月の国安法施行後、警察は団体の主要メンバーを逮捕。今年6月には当局から「無許可開館」と指摘され、閉館に追い込まれていた。

 オンライン博物館は、六四記念館の展示品をデータベース化して紹介。当時の生々しい写真や新聞報道も交えて事件の経過を解説しているほか、事件で命を落とした学生や軍人らの遺影や名簿、当局が制圧に使った銃弾、日記やヘルメットなどの遺品も見ることができる。近年の中国当局による人権派弁護士らへの弾圧や、香港でのデモなどの資料も展示している。インターネットの規制で、中国国内では閲覧できない。

 香港の親中派は支連会の綱領「(中国共産党の)一党独裁終結」が国安法違反に当たると指摘しており、会の存続自体が危機的状況となっている。

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