『そして父になる』リリー・フランキーのすごみ、ダメでも筋が通る男

フクオカ☆シネマペディア(51)

 北九州市出身のリリー・フランキーがまちの小さな電気店の店主を演じる「そして父になる」(2013年、是枝裕和監督)。福山雅治演じるエリート会社員との間で、6年前に生まれた男児を取り違えて育ててきたことが分かり、それぞれの家族が揺れ動く。愛を注いで過ごした時間の長さが大事なのか、血縁が大事なのか、父子関係の意味を掘り下げる。

 福山演じる良多は、都市開発プロジェクトを担当する有能な会社員で、高層マンションに妻子3人暮らし。仕事第一で、長男慶多の育児は妻みどり(尾野真千子)に任せっきり。私立小学校に通わせ、ピアノを習わせてエリート教育する。

 リリー演じる雄大は、古びた自宅兼店舗に、老父と妻子の6人暮らし。モットーは「明日できることは今日しいひんの」。仕事はほどほどに、子どもたちとの時間を大切にする。しっかり者の妻ゆかり(真木よう子)を立てながら、長男琉晴とその下の次男、長女の3児と食卓を囲み、ともに風呂に入り、ともに遊ぶ。

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