19日も「警報級」大雨に警戒を 熊本県内、道路崩落や地滑り相次ぐ

 停滞する前線の影響で、熊本県内では18日も雨が降り続いた。降り始めからの総雨量は午後5時現在、26観測地点のうち14地点で700ミリを超え、各地で道路の崩落や地滑りなどが相次いでいる。19日も「警報級」の大雨となる可能性が高く、熊本地方気象台は土砂災害に厳重な警戒を呼び掛けている。

 11日の降り始めから18日午後5時までの総雨量は、山鹿市鹿北1040・5ミリ▽天草市本渡840・5ミリ▽南阿蘇村久木野790ミリ▽五木村783ミリ-など。19日にかけても1時間に40~50ミリ、同日夕までの24時間に120ミリの大雨が予想されている。

 土壌は既に大量の水分を含んでおり、まとまった雨が降ると土石流や地滑り、崖崩れの危険性が高まる。あさぎり町皆越では17日午後5時半ごろ、町道が幅10メートル、高さ3~4メートルにわたって崩れ、路肩に停車していた乗用車が転落した。運転していた男性会社員は車外に出ていて無事だった。

 熊本市中央区新屋敷3丁目では17日夜、用水路「大井手」の護岸が約15メートルにわたり崩落した。17日に地滑りが確認された天草市本渡町広瀬の大矢崎地区では、最高レベルの避難情報「緊急安全確保」を18日も継続しており、近所の50代男性は「のり面から水が噴き出していて、とても怖い。こんなことは初めて」と話した。(金子寛昭、綾部庸介、中村太郎、古川努)

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