九州の歩みたどると 「阿蘇踏査の歩み」(36)

【聞き書き】熊本大名誉教授 渡辺一徳さん

 そもそも九州はいつ、どのように誕生したのか-。阿蘇カルデラ誕生に関わる地層探訪から始まったこの連載。私の研究や人生の歩みをたどるうち、九州全体に話が広がったので、中学校の教科書に沿ってポイントを整理しておきます。

 地球は「ゆで卵」のような構造になっていて、半熟の核(黄身)、固体マグマのマントル(白身)、地殻(殻)に覆われています。そして地殻をつくる硬い板をプレートと呼びます。

 九州はユーラシアプレート上にあり、数千万年前からフィリピン海プレートがその下に、年数センチの速度で沈み込んでいます。...

残り 765文字

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

関連記事

PR

PR