福岡市が公立夜間中学設置へ 不登校や外国籍対象、九州初の予算化

 不登校で義務教育を終えた人や外国人らの学びの場をつくるため、福岡市教育委員会は2022年度、市立夜間中学を設置する方針を固めた。9月3日開会の市議会9月定例会に提出予定の本年度一般会計補正予算案に、関連経費を盛り込む。可決されれば、予算化は九州の自治体では初めてとなる。

 関係者によると、夜間中学は来年4月、市教育センター(早良区)内に開校を目指す。定員は約40人。週5日、夜間に計9教科の履修を想定しているが、具体的なカリキュラムや卒業までの期間などは今後検討する。

 市は4~5月、不登校で学校に行けなかった人や母国で十分な教育を受けられないまま訪日した外国人らを対象に、夜間中学への通学希望がどれだけあるか調査したところ、約200人が希望したという。

 文部科学省によると、年間30日以上欠席している不登校の中学生は増加傾向にあり、19年度は約12万8千人。公立の夜間中学は東京や広島など全国に36校あるが、九州には1校もない。今年8月時点で大牟田市、長崎県なども具体的な検討を進めている。

 文科省は各都道府県と政令指定都市に、1校以上の公立夜間中学の設置を促している。 (野間あり葉)

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