時差登校、昼休み15分、リコーダー中止 学校の感染対策、試行錯誤

 学校での新型コロナウイルス感染を防ごうと、九州の教育委員会はさまざまな取り組みを進めている。時差登校、オンライン授業、部活動や調理実習の中止…。ただ、感染状況の深刻さや地域の事情で、対策の強弱に違いもある。

 九州で唯一、緊急事態宣言が出ている福岡県。感染者数が最多の福岡市は、学年や住んでいる地域で登校時間をずらす「時差登校」を小中学校で実施する。さらにウイルスがまん延すれば、登校とオンラインを組み合わせた「短縮授業」や「分散登校」を各学校の判断で実施。学級、学校閉鎖なども想定する。

 福岡県では市町村教委の約3割が、小中学校を午前授業にする。北九州市は授業1こまの時間を短縮。中間市と宮若市は、午後の授業をする場合でも昼休みを15分に大幅短縮する。中間市教委は「昼休みは指導の目が行き届きにくく、子どもたちがマスクを外して遊んだり、密になったりする恐れがある」と説明した。

 田川市は午後2時までで下校させる。市教委の担当者は「給食が『食事ができる大事な機会』となっている子どももいる」。

 春日市は9月3日まで終日オンライン授業。宗像市や嘉麻市などは登校や授業を通常通り行う。

 学校行事や授業内容を変更するところも多い。新宮町はリコーダーの演奏や調理実習を中止にした。飛沫(ひまつ)による感染を防ぐためだ。朝倉市は中学校の運動会を9月中旬から下旬にずらし、午前のみの無観客開催に。修学旅行の延期や見合わせも相次いでおり、豊前市は中止にした場合に備え、キャンセル料を補填(ほてん)する費用計350万円を盛り込んだ補正予算案を9月1日開会の市議会に提案する。

 まん延防止等重点措置の対象地域の対応も分かれた。鹿児島市は小中高校生約5万人を午前と午後に分けて登校させる。長崎市は登下校時の感染リスクは低いと判断し、通常登校。重点措置対象外の大分市は午前授業などで対応する。

 宮崎県は県立学校の生徒などで感染者が確認された場合、すぐに臨時休校とする独自の基準を導入した。即座に対応し、感染拡大を抑える狙いだ。佐賀市は8月31日から通常通り2学期を開始。給食も「黙食」で行うという。

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