【ベトナム通信】日本との物価比較 人気のフォー、幼稚園は? ズオン弁護士

 堅調な経済成長を続け、日本企業の進出先として注目されるベトナム。1億人に迫る人口と豊富な若年労働力に加え、近年では中間所得層の増加によってマーケットとしての期待も高まってきました。福岡からも企業進出が続いており、取引支援などのため明倫国際法律事務所(福岡市)は2018年からハノイ、20年からホーチミンに弁護士を駐在させています。日本であまり知られていないベトナムの最新情報を最前線の弁護士がお届けします(随時掲載)。

■「ベトナム通信―駐在弁護士から」③ブイ・ホン・ズオン弁護士(ハノイ駐在) 

 ベトナムの物価は安く、日本の4分の1、5分の1という話をよく聞きませんか。それは、日本の1人当たりの平均所得がベトナムの十数倍ということを考えれば当たり前のことです。しかし、いくつかの生活必需品やサービスは、日本とほぼ同じ価格か、場合によって日本より高いことがあります。具体的に見ていきましょう。

 (1)ベトナムの伝統的な料理フォー(Pho)

 日本人の皆さんがよく耳にするベトナムのフォー料理店はどこでしょう。「Pho Thin」(フォー・ティン)や「Pho Ly Quoc Su」(フォー・リー・コック・ス)が大人気だと思いますが、最近、ベトナムの若者の中ではやっているのはホーチミンにある「Landmark 81」(写真①の中央)の66階にある「Vinpearl Luxury Landmark 81」レストラン「Pho choc troi」(フォー・チョック・チョイ=写真②)のフォーです。

写真①=ホーチミンにある高層ビル「Landmark 81」(ⓒ2018 cafef.vn)

 

 「Pho choc troi」は、「Pho Thin」のThinおじいさんとカナダの有名な料理人のノウハウを組み合わせて作ったそうです。値段は92万ドン(約4380円)。おいしいかどうかは人それぞれの判断だと思いますが、東南アジアで一番高い建物でフォーを食べながら景色を楽しむことは、素晴らしい体験だと思います。

写真②=高層ビル「Landmark 81」にあるレストラン「フォー・チョック・チョイ」のフォー(ⓒLetrung_347.)

 一方、東京では「Pho Thin」の値段は、1杯約900円です。写真③は「Pho Thin」のファンである私のボス田中雅敏弁護士が撮影したものです。コロナの影響でベトナムに渡航することができないため、東京の「Pho Thin」で楽しんでいるとのことです。

写真③=東京にあるベトナム・フォー料理店「フォーティン」。下は同店のフォー

 ちなみにハノイの「Pho Thin」だと1杯300円程度で、パクチー注文し放題です。ベトナム人がよく行く一般的なローカル店のフォーであれば、1杯約3万~4万ドン(約142~190円)。同じフォーでも随分値段が違いますね。

 (2)ガソリン代

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