鷹、また九回に失点…迫る自力V消滅

 ◆ソフトバンク1-2オリックス(3日、ペイペイドーム)

 また九回に大きなショックが待ち受けていた。2死一、二塁。ジョーンズを追い込んだ板東が、3球目の直球を中前へはじき返され勝ち越しを許した。

 天敵から意地の得点を奪いながら、痛い黒星だ。1点を追う八回。2死一、二塁で、栗原が山本のスライダーを中前への同点打とした。今季2完封を喫し、この日も七回まで1安打。難攻不落の右腕からの一打にベンチはこれ以上なく沸いた。

 喜びもつかの間だった。「それだけ九回は難しいということ」。努めて冷静に振り返った工藤監督の言葉が、チーム状態を物語る。8月28日のオリックス戦でも1点差の九回に、板東がジョーンズに同点打を浴びた。守護神・森の不在が長引き、代役でストッパーを務めていた岩崎も離脱した中、終盤のもろさが浮き彫りとなっている。

 指揮官は試合前から「今日が一番大事」と珍しく強い意気込みを強調し、この一戦に臨んでいた。首位とのゲーム差は今季最大タイの「6」に広がり、4日も敗れるか、引き分けでも自力優勝の可能性が消滅する。「前を向かないと。負けたことを考えすぎても良くない」。土俵際に追い込まれた。 (倉成孝史)

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