テレビや洗濯機、延々500メートル 箱崎ふ頭に「最大規模」不法投棄

 「福岡市の箱崎ふ頭の歩道に不法投棄されたごみが大量にある」。市内の女性から、西日本新聞「あなたの特命取材班」に情報が寄せられた。記者が現場へ行くと、ソファやテレビ、洗濯機などが川沿いに約500メートルにわたって投棄されていた。市によると、博多港沿岸部で最大規模という。本紙の取材を受け、市は2日から撤去を始め、9日までに作業を終える予定だ。

 場所は同市東区箱崎ふ頭4丁目の多々良川沿い。川をまたぐ「名島弁天橋」が近くに見える。この歩道は、市港湾空港局が所管する護岸に当たるという。周辺には、倉庫や福岡市のごみ処理工場「クリーンパーク・臨海」などが立ち並ぶ。

不法投棄されたソファ。右後方に名島弁天橋が見える

 投稿者によると、約1年前から粗大ごみと違法駐車が目立つようになった。記者が1日に現場に行くと、ベビーカーやミニバイク、チャイルドシート、ゴルフバッグなども散らかっていた。近くには「不法投棄監視重点区域 福岡市」の看板があった。

 市港湾管理課は2日の取材で、初めて状況を把握したとする。2、6、7日に同課職員が撤去作業を行い、9日までに終える予定。回収したごみの処分方法は検討中で、総量や個数は今後集計するという。

 冨永誠治課長は「約20年前から、ぽつぽつとこの場所で不法投棄があるとの情報が寄せられてきた。だがこんなに多いのは初めてだ」という。現場は人通りの少ない所で「不法投棄の事例が知られると、また投棄されることもある。監視を強めたい」と話した。

 博多港の清掃や監視業務は、市の第三セクター「博多港ふ頭」に委託。海洋投棄も含め情報があった場合、市が対応するという。市港湾管理課=092(282)7173。

(竹中謙輔)

 

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