タカ自力V消滅 #この一枚

 ◆西武6-5ソフトバンク(7日、メットライフドーム)

 約4カ月ぶりに戻ってきたソフトバンク守護神の森がブルペンで肩をつくっていた。2点リードの八回が終われば、いよいよ復活だ。高まる期待の中で6番手の甲斐野が崩れた。2死から4連打を浴びて一挙3失点。森の出番は消え、連勝は2で止まった。

 「みんな一生懸命やった結果」。工藤監督は努めて気丈に振るまったが、試合後にオリックスがロッテにサヨナラ勝ち。ゲーム差が5に広がったためシーズン残り36試合で自力優勝の可能性が消滅し、リーグ連覇に「黄信号」がともった。

 理想的な展開だった。2019年から9連敗を喫してきた天敵の高橋に対し、四回にリチャードが2点打、六回には甲斐の3ランで逆転。天敵の攻略、そして守護神の復活セーブ…。シナリオはあと一歩で完結するところで暗転した。

 前カードでオリックスに2試合連続2桁得点で連勝。逆転Vへの確かな手応えを感じながら乗り込んだ所沢で手痛い黒星を喫した。ショックは大きいはずだ。それでも「勝って、しっかり取り戻す。そういう気持ちでやっていく」。チームを4年連続日本一に導いてきた指揮官が下を向くことはなかった。 (長浜幸治)

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