【独自】長崎・石木ダム、本体工事に着手 反対派の反発必至

 住民の反対運動が40年以上続く長崎県川棚町の石木ダム建設事業で、県などは8日、先送りしていたダム本体の工事に着手した。立ち退きを拒む住民の理解は得られておらず、反発が強まるのは必至だ。

 着工したのは、ダム本体の堤体両端にある上部斜面を掘削する工事。中村法道知事は8月末の定例会見で「反対運動が高まる可能性はあるが、安全を確保しながら進めていきたい」と述べていた。

 石木ダムは同町の石木川流域に治水と利水を目的に計画され、1975年度に国が事業採択。82年に県が測量を強行したことなどから住民側が態度を硬化させ、現在も13世帯が立ち退きを拒んでいる。

 本体工事は2020年度に初めて予算化されたものの、県は一昨年9月以来実現していない知事と住民との対話に向けた配慮として着工を見送ってきたが、話し合いは平行線のままだった。(泉修平、岩佐遼介)

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