奇遇 後藤敦子

 子どもに恵まれず、夫を亡くして7年目に入りました。花や野菜を育て、メダカや金魚を飼育し、寂しくはありませんが、75歳になった今、あとどれほど生きるかわかりません。人生山あり谷あり、いつどんな出来事が起こるか。社会福祉協議会に連絡し、自宅に来てもらって話を伺うことにしました。

 当日、顔を合わせた瞬間、「あ! 後藤先生だ」と彼女の声。...

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