8月大雨で被害…雲仙温泉街に湯煙戻った 休業の宿泊施設、月内に営業再開

 8月の記録的な大雨による土砂災害で泉源が埋まり、宿泊施設の半数が休業している長崎県雲仙市の雲仙温泉街で10日、新たな泉源から湯の供給が始まった。施設の多くは今月中に営業を再開する見通しという。

 8月11日からの大雨で、雲仙市では崖崩れに巻き込まれた家族3人が死亡。旅館・ホテル12施設のうち5施設と共同浴場2施設が温泉が出なくなるなどして休業を余儀なくされた。

 新たな泉源は温泉街中心地にある「八万地獄」の土砂災害現場で見つかった。約60メートル離れた貯湯槽に引き込み、泥を取り除いた後、各施設に供給する。

 この日は、雲仙スカイホテルが約1カ月ぶりに営業を再開。浴場の湯口から硫黄の香りたっぷりの白濁温泉があふれ出すと、見守っていた従業員は手をたたいて喜び、涙ぐむ人もいた。

 若おかみ内田亜希子さん(42)は「私たちにとってこの温泉は命。犠牲になられた家族の思いも胸に頑張っていきたい」と再起を誓った。 (佐藤倫之)

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