工藤会壊滅作戦7年「暴力の街」イメージ改善半ば 市民アンケで浮き彫り (2ページ目)

実態との差を埋める鍵は情報発信

 福岡県警が特定危険指定暴力団工藤会壊滅作戦に着手し11日で7年となるのを機に西日本新聞が実施した100人アンケートでは、「暴力の街」の印象が「払拭(ふっしょく)された」と回答したのは44人で2018年9月の前回アンケートから3人減り、改めて負の印象の根強さが浮き彫りとなった。ただ、市内の刑法犯認知件数はこの7年で半減しており、治安改善を認める市民の声も少なくない。イメージを改善するには、市の実態をいかに外へ発信できるかが重要と言えそうだ。

 壊滅作戦以前、北九州市では市民や企業が標的とされる事件が相次いでいた。アンケートに答えた小倉北区の女性会社員(44)は「近所で過去に銃弾が撃ち込まれたことがある。今もまだパトカーが多い」と明かし、イメージについても改善されていないと指摘。市内に転勤してきた同僚や県外から進学した友人から「今も『治安が悪いんでしょ』と尋ねられる」と打ち明ける人も少なくなかった。

 ただ市の刑法犯認知件数を見ると、県警が壊滅作戦に着手した2014年の1万1267件から、20年は5145件まで減少。特に人口の多い八幡西区は約6割減の1087件、小倉南区は約7割減の944件と大幅に改善している。

 市の実態と印象に隔たりがある中、どうすればイメージは好転するのか。

 八幡東区の女性看護師(52)は「若者の中には『そんなに治安が悪い所だったの?』と言う人も多いと思う。(負の印象を)いつまでも引きずっているのは古い人間だけではないか」と指摘。八幡西区の男性会社員(48)は「テレビで治安が良くなった状況を放送しており、だいぶ印象は変わってきている」として、行政や警察により積極的な情報発信を求めている。

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