坂上弘さんを悼む 佐藤洋二郎 人生は思想の容れ物

 坂上弘氏が亡くなられて一か月近くが経(た)つが、「内向の世代」の作家たちの多くが鬼籍に入り、昭和がますます遠くなったと感じている。わたしは坂上さんが「三田文學」の編集長の時に長編小説を書かせてもらい、それ以後、三十数年、お付き合いをさせていただいた。その坂上さんは九州が好きで懐かしく話されていた。...

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